大腸内視鏡検査を行った際に大腸ポリープが見つかった場合、当クリニックでは内視鏡を用いた(日帰り)切除を行っています。これは内視鏡の先端から専用の切除器具を出してポリープを切除するもので、入院や開腹手術の必要がなく、患者さんの負担を大幅に減らすことができます。
目安として、ポリープの大きさが5mm以上まで育ったものは内視鏡的切除が勧められます。微小な良性ポリープは経過観察が可能です(切除も可能ですが出血リスクは同等にあり)。大型のポリープでは、紹介先の病院へ入院しての切除が必要なことがあります。多数のポリープがある場合は、一度にすべてのポリープを切除できないことがあります。大腸ポリープを切除した場合場合の費用は、(3割負担の場合)2万~3万円程度となります。ポリープの数・部位・大きさ・切除方法などにより費用が変わります。100~200人に1人の確率で、切除後1~2週間以内に切除後出血による血便が起こることがあります。